
前回の記事で、船台用のH鋼と格闘した結果、「脊柱管狭窄症」という名誉の負傷(?)をしてしまった私。
「これじゃ仕事もDIYもできない…安静にするしかないか…」 そう思っていた私の手元には、数ヶ月前から予約していた大阪行きの航空券がありました。
「行くしかない。這ってでも!」
これは、腰に爆弾を抱えた男が、車いすと松葉杖を駆使して「USJ」「大阪万博」「食い倒れ」を強行した、3泊4日の決死の記録である。
♫たーたーたたたー(スクール☆ウォーズのテーマ)
【1日目】プロペラ機で大阪へ!粉もんの洗礼
2025年10月7日 青森の空はもう秋の気配ですが、向かうは西の都、大阪。 今回はANAのプロペラ機でのフライトです。

機体の振動が腰に響かないか心配でしたが、無事に伊丹空港へ着陸。 「空を飛んでいる間は腰が痛くない」発見です。
梅田スカイビルと「多国籍」お好み焼き
夜は大阪の夜景を一望できる「梅田スカイビル」へ。


きれいだ…。腰の痛みを一瞬忘れる絶景です。
夕食は「大阪といえば粉もん!」ということで、老舗のお好み焼き屋さんに入りました。 しかし、厨房を覗いてビックリ。 コテを巧みに操って焼いているのは、なんとほぼ全員外国人のスタッフさん! 味は文句なしに美味しかったですが、「これがインバウンドシティ大阪か…」と妙なカルチャーショックを受けました。


【2日目】USJで自爆。そして車いすデビュー
2025年10月8日 この旅のハイライト、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)です。 ここで私は、人生最大のミスを犯します。
「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」で腰が終わる
テンションが上がっていた私は、入場するなり大人気コースター「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」へ。 「Gがかかるくらい大丈夫だろう」 そんな甘い考えは、ファーストドロップで粉砕されました。
「グキィィ!!(再発)」
マシンの爽快感と引き換えに、私の腰は「活動限界」を迎えました。 脊柱管狭窄症、恐るべし。
痛む腰をレストランの椅子に沈め、長めの休息&緊急作戦会議です。





歩けないなら……転がればいいじゃない(マリー・アントワネット風)
そう、文明の利器に頼る時が来たのです。
マリオカートならぬ「車いす」で爆走
これ以上歩くのは無理と判断し、パーク内で車いすをレンタルしました。





快適すぎる…。マリオカートより、この車いすの操作性の方に感動しています(笑)
視線は低くなりましたが、おかげでニンテンドーワールドも満喫。 怪我の功名か、キャストさんが優しくサポートしてくれるので、ある意味VIP待遇気分を味わえました。
また車いすで列に並べないときは、折り畳み椅子が良き相棒になりました。
【3日目】大阪万博の洗礼「車いす3時間待ち」
2025年10月9日 続いては、話題の「大阪・関西万博」へ。 昨日の反省を活かし、「最初から車いすを借りよう」と決めていました。
しかし、ゲートに行くと衝撃の事実が。 スタッフ:「車いす貸出ですが、現在3時間待ちです」



さ、3時間!? アトラクションより待つじゃん!


結局、ひたすら順番を待ち続け、やっとの思いで車いすをゲット。 広大な万博会場を自分の足で歩くのは自殺行為だったので、待った甲斐はありました。 パビリオンやドローンショーも素晴らしかったですが、この「待ち時間」が一番の思い出です。
【4日目】禁断の「食事制限」開放とベストショット
2025年10月10日 最終日は大阪市内観光。 この日は車いすが借りられなかったため、持参した「杖(松葉杖)」を突いての移動です。
大阪城と道頓堀でグリコ


見てください、この大阪城。 日本庭園の水面に天守閣が反射して、逆さ富士ならぬ「逆さ大阪城」 今回の旅のベストショットです。


道頓堀では、痛む足で踏ん張りながら、執念の「グリコポーズ」 杖が写り込んでいますが、これも旅の勲章です。
【解禁】小麦・砂糖・油の宴
実は私、脊柱管狭窄症と診断されてから、炎症を抑えるために徹底した食事制限をしていました。
- NG食材: 小麦、植物油、砂糖、乳製品
しかし、ここは大阪。「食い倒れ」の街です。 お好み焼き、たこ焼き、スイーツ…。これら全てが「小麦と油と砂糖の塊」です。
「ええい、ままよ!旅の間だけは解禁だ!」
ソースの香ばしい匂い、ふわふわの生地、甘いお菓子…。 数ヶ月ぶりの「禁断の味」は、脳が震えるほど美味しかったです。 腰への影響? それは帰ってから考えます!


地獄の帰還。余韻に浸る暇はない
2025年10月10日 夜 大阪の余韻(と小麦粉)をお腹いっぱいに詰め込み、夜の便で青森へ帰還しました。 「あー楽しかった。腰は痛いけど、明日からゆっくり休もう…」
なんてことは許されません。
現実は非情です。 スマホのカレンダーを見ると、翌日10月11日は土曜日。 私の本業である「釣り船 たむちゃん号」は、ありがたいことに「満船(満員御礼)」のご予約をいただいています。
翌朝4:00集合。鬼のハードスケジュール
2025年10月11日 早朝 帰宅して荷解きもそこそこに仮眠を取り、深夜3時に起床。 朝4:00には港に集合です。
昨日の今頃は道頓堀でグリコポーズをしていたのに、数時間後には青森の冷たい海の上。 気温差と疲労、そして爆発寸前の腰(脊柱管狭窄症)



お客様の笑顔のためなら…! 杖をロッドに持ち替えて、いざ出船!




アドレナリンが出ていたのか、無事に満船の操業をやり遂げました。 (その後、泥のように眠ったことは言うまでもありません)
~ミャクミャク様に見つめられて~
激闘の翌日。私の手には、あの奇抜な「ミャクミャク様」のマグカップが握られています。 こいつの不敵な笑み(?)を眺めながら飲むコーヒーは、格別の味。
USJでの悲劇も、3時間待ちの万博も、そして早朝の極寒操業も。 全てが笑い話(ネタ)へと昇華されていく、至福の「まったりタイム」です。


まとめ:休んでいる暇はない!雪が降る前に終わらせろ
こうして、怒涛の大阪旅行&釣り船営業が終わりました。
リフレッシュは完了(体力的にはマイナス?)しましたが、私にはまだやり残した大きな仕事があります。 そう、「船台の自作」です。
青森の冬は待ってくれません。 雪が降ってしまったら、屋外での溶接や組み立て作業は不可能です。 「春まで延期」なんて甘いことは言っていられないのです。
腰はまだ痛みますが、痛み止め(タリージェ)を飲みながら、雪が降る前に決着をつけます!
【次回予告】 旅から戻ったその足で、再び鉄工所モードへ。 迫りくる冬の足音。 腰をかばいながら挑む、H鋼の塗装と「100本以上のボルト締め」 果たして雪が降る前に船台は完成するのか!?
【船台自作③】タイムリミットは初雪まで。満身創痍の塗装&組立編
お楽しみに!






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